「早く返信しなきゃ」+「気遣いで投稿が増える」= 疲労困憊

*/この記事は「子供/保護者」×「オンラインコミュニケーション」 Advent Calendar 2016 – Adventarの16日目の投稿です*/

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こんにちは、親子スマイルネットの鵜飼絵美(うがいえみ)です。

子育てママを対象とした、ネットコミュニケーションやネットリテラシーをテーマに、東京・関東近県の小中学校(家庭教育学級)、公民館、ママサークル、地域施設主催の講座に登壇しています。

さて、毎年そうそうたるメンバーで公開される「子供とネットを考える会」さん作成のAdvent Calendar。今年初めてお誘いいただいたのですが、私が入っても良いのかと思いド緊張です。他の日も大変興味深い記事ばかりですので、ぜひご覧くださいね。

 

「子供/保護者」×「オンラインコミュニケーション」

実はちょうど先月、0〜3歳の子どもを持つママさんを対象に、ネットとコミュニケーションについて考える講座に登壇してきましたので、その感想も含め、当日の講座内容を、ご紹介を兼ねて書き起こしてみることにします。

上記講座、主催者様から頂いたテーマは、「ネット上のコミュニケーションマナーについて」でした。毎年、子育てをテーマに若いママさん向けの連続講座を準備されている運営委員の中で、自然と持ち上がったテーマとのこと。 というのも、LINE、Facebookなどのツールを誰もが使うようになった昨今、「ママ友とのLINEで返信の早さについていけない」などに悩むママの声が増えているのだそう。あらら、子どもたちだけではなく、大人だって同じ状況にあるんですね。

その他にも、当日集まってくれたママ達からは、こんなお悩みをいただきました。

 

ママ達のお悩み

  • 朝から50件ほどグループメッセージが入っていて、読むのが大変。
  • ママ友がアップしたLINEの写真にやんわり抗議をしたら、相手がそのあと驚愕の行動に。
  • 友達のSNSにコメントをしなかったら怒られた。
  • SNSへの返信が大変で指が痛くなった。
  • LINEは既読が分かるから、すぐに返信できないときはできるだけ読まないようにしているが、あるときうっかり既読にしてしまったら、友達と険悪なムードになった。
  • スマホをいじっていると子どもが構ってほしがる→子どもを怒ってしまう→主人に怒られるという悪循環に。
  • 同じ年齢の子どもを持つ女性芸能人のブログを見るように、夫からたびたび勧められる。そのブログの内容と自分の子育てを比べられるので、とても嫌だ。
  • グループ内での簡単な投稿についても、グループ全員が返信を返し、また返信を返すので、コメント数が増えてしまって常に大変。
  • キラキラしているママ友の写真を見て羨んだりして疲れたり、影響されたりして疲れる。

 

子どもに教えるため勉強する前に、そもそも私たちはどうしたらいいの?

この日参加してくださったママたちは、お子さんの年齢が小さいこともあり、「子どものためにも自分が学ばねば」という気持ちを持つ方より、「まずは自分のために知りたい」という方が若干優勢でした。

中には、悲痛な叫びもありました。リアルな友人関係がネット上の関係に移行してから苦労している方、子どものために幾つものSNSグループに入らざるをえない方など、「やりたくないけど、やらざるを得ない」という状況があることも判明。それゆえ、苦手だけど、面倒だけど、と思いながらのオンラインコミュニケーションに悩まれているようでした。

また、子育てで不安なことがあるとすぐにネットで検索するママたちが増えています。「どれが正しい答えなの!」と言いたくなるほど、検索結果が山のように出てきます。料理のレシピも、欲しいものも、まずは検索。そんな情報過多が当たり前になった生活の中で、ネットに振り回されない自分でいることって、とても難しいようだということが、ママたちからの声からも伺えました。

 

気遣いしすぎて疲れるママたち

「マメに返事をしないと嫌われるかも…」
「返事は早くしなければ!」

オンラインでのやり取りの場合、このような気持ちに縛られてしまうというママも多くいらっしゃいました。

「なんで嫌われたくないの?」「なんで早く返すべきなの?」「相手とどうなりたいの?」 こちらから質問を投げかけると、「そんなこと考えてもみなかった」「本当はどうなりたいんだろう…」と、心の底にあった本音がこぼれ始めます。

対面での会話と違い、メール・メッセージ・SNSだと、相手がどう解釈するかにハラハラドキドキ。 様々な思いを聞いた中で見えてきた、ママ達に共通する一番の悩み。それは、「気遣いしすぎて投稿が増えてしまう」ということでした。

「早く返信しなきゃ」+「気遣いで投稿が増える」= 疲労困憊

確かにこれ、よーく分かります。

ママ友とのコミュニケーションには、空気を読むとか、場を乱さないようにするとか、あれこれ気遣いが必要ですものね。

「自分を主体に考える」ことは、とても難しいことなのかもしれません。でもそこで、自分がどんなコミュンケーションを取りたいのかを、あえて踏みとどまって一度考えてみる。ネットを何のために、どう使うか考えてみる。そして、自分の使いたい方向に合うように、自分のペースで使う、自分のルールを作ること。これって、決して相手に対して悪いことではないと思うんです。

 

保護者の方達へ。悩みを改善するためにできること

子どもは、学校でネットについて教育される機会も増えています。しかし親世代は、まともなネット教育を受けていません。よく知らないまま、いきなり実践開始の保護者がほとんどですよね。 自分で考えて自分で決めることって、実はとっても難しい。でもそこはちょっと「頑張って学び、考える」必要があるんじゃないでしょうか。

周りをよーく見渡せば、ちょっとネットに得意な人や、きちんと教えてくれる人って案外いるものだと思います。仕事、家事、育児で皆さん忙しいとは思いますが、ほんのちょっとだけ頑張って、ネットの使い方について考え、学んでみる時間を取ってほしいなあと思います。そうやって、少しずつでも、「知らないから不安」を「知ってるから安心」に変えていけるといいですよね。

主催者様からは、

  • 人とのコミュニケーションは、直接話すことが一番大切
  • オンラインでのコミュニケーションは補足的なくらいに考えて
  • 自分で考えて自分で決めることが大事

この3点を、今後もママ達に伝えていきたいと、感想をいただきました。
保護者の間にも、あたりまえのように浸透したオンラインツール。まだまだ悩みは続くと思いますが、疲労するほどのデメリットを極力被らないようにし、積極的にメリットを享受できる「自分なりの使い方」をなんとか確立して、気持ちよくコミュニケーションをできたらいいなと思います。

 

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